Tantalizing Love
ーーー
ある日、何気なくテレビを付けると、蓮が映っていた。


不覚にもかっこいいと思ってしまう。


“ピコン”

{今週末オフなんだけど会える??}


テレビに映っている人と連絡を取り合ってるなんてとても不思議。

{私もバイト入ってないから大丈夫だよ}


“ピコン”
{うちに泊まりにこない?}

え??


付き合い初めて半年。
彼は相変わらず忙しくて
2人でゆっくり過ごせる時間は全くない。

泊まりってことは…。

ーーー週末。
約束の時間に蓮は迎えに来てくれた。


車に乗り込み、彼の自宅へと向かう。


“ガチャッ”

「どうぞ〜」


「お邪魔します」


シンプルだけどひとつひとつがオシャレで彼らしい部屋だった。

「適当に座って」


「ありがとう」


荷物を置き、ソファに座る。


「はい、どうぞ」


そう言って彼は、カフェラテを用意してくれた。


「好きでしょ?」


「知ってたんだ」


「そりゃ結衣のことならなんでも知ってるよ」


そういって彼は、私の隣に座った。


今の空間がとても幸せで、
鼻の奥がツーンとして、
だんだんと目の前の蓮の姿がぼやけていく。


「結衣?」

















< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

Swear love forever

総文字数/2,086

恋愛(純愛)7ページ

表紙を見る
手の届かない恋

総文字数/2,237

恋愛(ラブコメ)8ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop