Tantalizing Love
「いらっしゃいませ」


「ブラックコーヒーを1つください」


「かしこまりました」


私が気になっている彼は、いつもサングラスをかけている。


だから表情を伺うことは出来ないけど彼のオーラは明らかにほかの人たちとは違う。




今日も会えた…



ほんの少しだけ上がった胸の高鳴りを知られないようにいつも通りの接客を心がける。


「ありがとうございました」


私がそう言って会釈すると


彼も軽く会釈をして


今日もブラックコーヒーを片手にお店を後にした。

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