Tantalizing Love
お店も落ち着いて、帰路を歩く人たちをぼーっと見ていた時お店のドアが開いた。

「いらっしゃいませ」

「ブラ…」

「ブラックコーヒーですよね??」

彼がいつもと同じ飲み物を注文しようとした時、
思わず声をかぶせて言ってしまった。


久しぶりに彼の顔を見れたことで
少し気持ちが高ぶっていたのかも。


「いつもありがとうございます」


「いえ、こちらこそ」

そんな会話をちょこっとだけ交して
彼はまた軽くお辞儀をしてお店を後にした。


必死に冷静を装っていたけど
私の胸の音は凄まじい速さでなっていた。




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