好きになった先生は猫かぶりで腹黒な先輩だった
2人の先輩の会話
Side. MINATO
「おっはよ~」
『・・・はよ。
ノックしてから入れよ』
朝練してたら急に入ってきた藤枝に少しびっくりした。
「はは、えーじゃん。」
ちらっと時計を確認するとあと10分で1コマ目が始まる時間だった。
ピアノの上の譜面をまとめてカバンに詰め込む。
1コマ目は必須科目だから藤枝も行くだろう。
『そろそろ出るけど。』
「おう、一緒に行くぜ!」
こいつはいつも変わらない。
こうやって練習室を突撃されるのも、何の用がなくてもやるヤツ。
練習室の電気を消してるかに出る。
朝はまだ練習室もまばらに空いている。
「何階だっけ?」
『14』
エレベーターの上ボタンを押した藤枝は上機嫌に歌を歌い始めた。
クライスラーの愛の喜び?
ポーン 12階です
ゆっくりとエレベーターの扉が開く。
邪魔にならないように壁に寄ると見知った顔の彼女と目が合った。
「おっはよ~」
『・・・はよ。
ノックしてから入れよ』
朝練してたら急に入ってきた藤枝に少しびっくりした。
「はは、えーじゃん。」
ちらっと時計を確認するとあと10分で1コマ目が始まる時間だった。
ピアノの上の譜面をまとめてカバンに詰め込む。
1コマ目は必須科目だから藤枝も行くだろう。
『そろそろ出るけど。』
「おう、一緒に行くぜ!」
こいつはいつも変わらない。
こうやって練習室を突撃されるのも、何の用がなくてもやるヤツ。
練習室の電気を消してるかに出る。
朝はまだ練習室もまばらに空いている。
「何階だっけ?」
『14』
エレベーターの上ボタンを押した藤枝は上機嫌に歌を歌い始めた。
クライスラーの愛の喜び?
ポーン 12階です
ゆっくりとエレベーターの扉が開く。
邪魔にならないように壁に寄ると見知った顔の彼女と目が合った。