好きになった先生は猫かぶりで腹黒な先輩だった
12階です。
「それでは失礼します。」
行くよと小さく声をかけられてエレベーターに乗り込む。
「がんばってね。」といった先生に「ありがとうございます。」と言ってから扉を閉めた。
「はぁ、先生につかまると永遠に帰れないよな。」
『わかります。』
どんなに急いでる時でも、先生の話は止まってくれない。
「今日は寄るとこあるからここで。」
『あ、はい。
お疲れ様です。』
「明日は個人練にしよう。
さすがに俺も試験当日は精神ヤバいから。」
『そうですね!明日がんばってください。』
「そんじゃ、お疲れ。」
ひらっと手を振ってミナト先輩は駅とは反対方向に歩いた。
しばらく先輩の背中を見つめてから私も歩き出す。
明日、たくさん練習して先輩を驚かせようなんてルンルン気分で下校した。
「それでは失礼します。」
行くよと小さく声をかけられてエレベーターに乗り込む。
「がんばってね。」といった先生に「ありがとうございます。」と言ってから扉を閉めた。
「はぁ、先生につかまると永遠に帰れないよな。」
『わかります。』
どんなに急いでる時でも、先生の話は止まってくれない。
「今日は寄るとこあるからここで。」
『あ、はい。
お疲れ様です。』
「明日は個人練にしよう。
さすがに俺も試験当日は精神ヤバいから。」
『そうですね!明日がんばってください。』
「そんじゃ、お疲れ。」
ひらっと手を振ってミナト先輩は駅とは反対方向に歩いた。
しばらく先輩の背中を見つめてから私も歩き出す。
明日、たくさん練習して先輩を驚かせようなんてルンルン気分で下校した。