好きになった先生は猫かぶりで腹黒な先輩だった
「あいつ全く落ちてなかったな。」
「え?誰の事??
わたしピアノ専攻の聞けなかったんだよね。」
遠くから男の人女の先輩の声が聞こえる。
静かな廊下に響く楽しげな声。
話を聞く限り、3年の人かな。
「湊だよ。
あいつ―――――のに。」
え、いまなんて言った?
「あ~。
え。でも、もう平気なんでしょ?」
「いやいや、まだ―――――だよ。」
誰の話してるの。
頭の中がぐるぐる回る。
「はは、聞いちゃったか。
アイツもバカね。」
『・・・カノン先輩。』
頭を上げると目の前に立っていたのはカノン先輩。
『どうして?』
どうしてここにいるの?ていう質問なのかどうしてミナト先輩は?っていう質問なのか自分でも分からかった。
カノン先輩はそんな私の心がわかってか微笑むだけで返事はしてくれなかった。
その代わりなのかスマホを耳に当てて誰かに電話をかけ始めた。
「え?誰の事??
わたしピアノ専攻の聞けなかったんだよね。」
遠くから男の人女の先輩の声が聞こえる。
静かな廊下に響く楽しげな声。
話を聞く限り、3年の人かな。
「湊だよ。
あいつ―――――のに。」
え、いまなんて言った?
「あ~。
え。でも、もう平気なんでしょ?」
「いやいや、まだ―――――だよ。」
誰の話してるの。
頭の中がぐるぐる回る。
「はは、聞いちゃったか。
アイツもバカね。」
『・・・カノン先輩。』
頭を上げると目の前に立っていたのはカノン先輩。
『どうして?』
どうしてここにいるの?ていう質問なのかどうしてミナト先輩は?っていう質問なのか自分でも分からかった。
カノン先輩はそんな私の心がわかってか微笑むだけで返事はしてくれなかった。
その代わりなのかスマホを耳に当てて誰かに電話をかけ始めた。