Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
ふと、サラサラの髪がサラッと肩から落ちてきたので、華菜はその髪を耳にかけた。

そのしぐさにドキッとする…

そしてたどたどしく英単語を発音する華菜の唇に釘付けになった。

あの唇が…ほしい…
今すぐ…唇を塞いで、俺でいっぱいにしたい…
そして…俺の名前を呼ばせたい…

「華菜…」

俺は呟くように華菜を呼んでたらしい。

「ん?何?」

華菜が顔を上げた。
あー。そんな綺麗な瞳で俺を見んな…

そして、俺はそのまま…

華菜の方へ顔を近づけて…

そっと…唇を重ねた。

あ、めちゃくちゃ…柔らかい唇…
もっと…味わいたい…

そう思って、ハッと我に返った。

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