Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
「公園が…あるからそこまで歩こ。」

昨日出かけた公園がある。
そこに行こう…。

「うん…」

奥村くんは何か話すのかなと思ったけど、無言…で歩いてく。
そして公園のベンチに2人して腰掛けてはじめて口を開いた。

「華菜は俺にとって特別なやつなんだ。」

「え?」

奥村くんの突然の切り出しにちょっとびっくりするわたし…
話し始めたら…突然なんだから…いつも…

奥村くんは前を向いたまま…
わたしの方は見ないでそのまま話し続けた。

「俺にも親友って呼べる奴はいる。だから華菜もそんな感じかなと思ってた。」

「う…ん…」

親友…枠…なんだ…やっぱり…


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