Dear boy,Dear girl～ワケあり男子と秘密の同居生活～

「直登…」

わたしがため息とともに呼ぶと、直登が満足そうに笑って呟いた。

「やっと呼んだ…。」

直登は前みたいに…わたしを拒否するわけじゃなく…
さらにもう一度、キス…。

今度はもっと長くて…

「やっぱり…華菜とのキスはさあ…」

「え？」

「なんかちがうんだよ。」

そしてもう一度キス。

「ほら…何度やってもまたしたくなる…」

そしてまたキス。
それからは…ディープなやつに…移行していって…

終わらないそのキスの連鎖は…

「華菜…もっとやってたいけど…いい加減戻らねーと怒られるよな。」

「う…ん…」

そしてわたしたちは無理やり立ち上がった。