Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
5.元カレときょうだい
~奥村直登side~
「は?」
その電話は3月のちょうど春休みに入った時にかかってきた。
俺は、明日から寮に入るために最終荷物を確認していたとこだった。
「だから、ちょっと待ってくれないか?3月末にはそっちに戻れるんだ。」
「ほんとなの?」
「ああ。次はもう当分は転勤はない。」
「わかったよ。じゃまた連絡くれよ。」
「ああ。」
要は…
父さんが4月からまた東京勤務になるっつー話だった。
だから、寮に入らなくてもいいっつー…
俺としては華菜とまた長く一緒に入れることになったわけだから全然いーんだけど…
ってことで、電話を切った俺は大急ぎで部屋を出て、華菜の部屋をノックした。
「華菜。入っていい?」
「はい。どーぞ。」
華菜の部屋…
付き合うようになった今もあんま入ったりはしないように気をつけてはいる。
入ったら自分を止められるか不安だし…
けど、今は嬉しすぎてそれどころじゃなかった。
「は?」
その電話は3月のちょうど春休みに入った時にかかってきた。
俺は、明日から寮に入るために最終荷物を確認していたとこだった。
「だから、ちょっと待ってくれないか?3月末にはそっちに戻れるんだ。」
「ほんとなの?」
「ああ。次はもう当分は転勤はない。」
「わかったよ。じゃまた連絡くれよ。」
「ああ。」
要は…
父さんが4月からまた東京勤務になるっつー話だった。
だから、寮に入らなくてもいいっつー…
俺としては華菜とまた長く一緒に入れることになったわけだから全然いーんだけど…
ってことで、電話を切った俺は大急ぎで部屋を出て、華菜の部屋をノックした。
「華菜。入っていい?」
「はい。どーぞ。」
華菜の部屋…
付き合うようになった今もあんま入ったりはしないように気をつけてはいる。
入ったら自分を止められるか不安だし…
けど、今は嬉しすぎてそれどころじゃなかった。