Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~


玄関を開けると驚いた真理子さんの顔がそのあと、すぐに明るい笑顔になった。

「あら!彼女連れてきたの?さああがって!」

で、となりにいるさくらを見たら、最初の笑顔がフッと消えた。

華菜のことイヤなのか?

「はじめまして、西口華菜です。」

華菜は丁寧に頭を下げて挨拶している。

「今ちょうど晩ご飯作ってるのよ。食べて行ってくれるでしょ?」

「いえ。突然お邪魔したのでお構いなく。ほんとに思いついたみたいにきちゃってすみません。」

「いいのいいの。連れてきてくれただけでも嬉しいんだから…」

そうこう言ってたら、チャイムが鳴った。

翔真がきたらしい。

「悪いな。おまえに届けろって監督うるさくって。」

どうやら、俺が部室に弁当箱忘れてきたのを届けてくれたらしい。

そんなん明日でもいいのに…。
荻野監督そんなんいうかな?


で、翔真も晩ご飯食べてくことになった。

< 325 / 343 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop