完璧カノジョの裏の顔
翌日、家に帰ろうとする私にカリアは心配そうな目を向けた。

「本当に大丈夫?ウチは今日も泊まって大丈夫ってお父さんもお母さんも…」

「ううん。平気。カリアに元気付けてもらってメンタル回復したよ。ありがとね。」

昨日は少しお邪魔して帰るつもりがついお言葉に甘えて泊まらせて貰ったけど流石に2泊なんて厚かましい事出来ない。
私はカリアの誘いを断った。

「そっか…。じゃ、じゃあせめて家まで送るよ!ちょっと待ってて!」

「あ、あの…」

私は申し訳ないので断ろうとしたが、カリアは素早く階段を駆け上がって行き、そしてまたすぐにカバンを持って戻ってきた。

「さ、ミクノ!行こっか!」
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