囚われのお姫様
ユキ side
校庭から能力研究室に向かってる時のことだ。
前髪の長い、紺色の頭の男がたっていた。
その男は校庭の方をじーっと、見つめていた。
前髪が長いせいであまり表情は見えないけど……わかる。
彼はある一点だけを見つめている。
まるで獲物でも捉えてるかのように。
そして、ニタァと笑ったのだ。
……この男は制服を着ていない。
こんな生徒、うちには在籍していない。
これでも私は生徒会に所属している。
だから……てわけでもないけど、この学園の顔と名前は全て覚えている。
もちろん、ここ東校だけでなく他の3つの生徒も。
「……こんにちは、ユキさん」
「……!」
なんでこの人、私のこと……。
こちらを見たその男は、背はそほど高くはないもののスラリとしたスタイルで長い前髪から覗く瞳は髪の毛と同じく深い深い紺色をしている。
まるで、作り物のように顔が整っている。気持ち悪いくらいに。
さっき、美波が言ってた男の特徴によく似ている。
こいつが……美波の言う”運命の王子様”??
怪しさしかないじゃない。
校庭から能力研究室に向かってる時のことだ。
前髪の長い、紺色の頭の男がたっていた。
その男は校庭の方をじーっと、見つめていた。
前髪が長いせいであまり表情は見えないけど……わかる。
彼はある一点だけを見つめている。
まるで獲物でも捉えてるかのように。
そして、ニタァと笑ったのだ。
……この男は制服を着ていない。
こんな生徒、うちには在籍していない。
これでも私は生徒会に所属している。
だから……てわけでもないけど、この学園の顔と名前は全て覚えている。
もちろん、ここ東校だけでなく他の3つの生徒も。
「……こんにちは、ユキさん」
「……!」
なんでこの人、私のこと……。
こちらを見たその男は、背はそほど高くはないもののスラリとしたスタイルで長い前髪から覗く瞳は髪の毛と同じく深い深い紺色をしている。
まるで、作り物のように顔が整っている。気持ち悪いくらいに。
さっき、美波が言ってた男の特徴によく似ている。
こいつが……美波の言う”運命の王子様”??
怪しさしかないじゃない。