囚われのお姫様
そんな元ストーカーの綾羅木 大悟にもついに本命ができたようですっかりストーカー行為をすることがなくなった。
って、思ってたのに。
「どういうまね?!これといて!寮に返して!!」
「縄はといてやるけど帰るのはダメ。いいから俺っちの話きいて?」
拉致られました、元ストーカーに。
いや拉致ってる時点で元じゃないね、現ストーカーだわ。
トラック事故から数日後、ユキは生徒会があったから私は一人で寮に向かってたんだけどいきなりハンカチで気絶させられ、目が覚めると寮のある部屋にいた。
多分大悟の部屋だろう。
「みなっちゃんにとってもいい話だからよ!」
「なら普通に休み時間にでも話してくれればいいじゃん!! わざわざ拉致らなくてもよくない?!」
「それには訳があるんです」
「……!」
共有スペースの方から現れた舞姫さんに、私はもうびっくり。
「え、何いつの間にすごい仲良くなってるの」
「え!! ま、まあな!!」
大悟は顔を真っ赤にして後頭部をポリポリ書きながらそう言った。
「広尾さん」
「え、はい?!」
って、思ってたのに。
「どういうまね?!これといて!寮に返して!!」
「縄はといてやるけど帰るのはダメ。いいから俺っちの話きいて?」
拉致られました、元ストーカーに。
いや拉致ってる時点で元じゃないね、現ストーカーだわ。
トラック事故から数日後、ユキは生徒会があったから私は一人で寮に向かってたんだけどいきなりハンカチで気絶させられ、目が覚めると寮のある部屋にいた。
多分大悟の部屋だろう。
「みなっちゃんにとってもいい話だからよ!」
「なら普通に休み時間にでも話してくれればいいじゃん!! わざわざ拉致らなくてもよくない?!」
「それには訳があるんです」
「……!」
共有スペースの方から現れた舞姫さんに、私はもうびっくり。
「え、何いつの間にすごい仲良くなってるの」
「え!! ま、まあな!!」
大悟は顔を真っ赤にして後頭部をポリポリ書きながらそう言った。
「広尾さん」
「え、はい?!」