隣のホストくん
「冷たくないです!普通でしょ?大体、何でうちで寝ているかな?」
「玄関を開けて、寒かったからその辺にあったひざ掛けを布団にして。ほら、紳士だから壁代わりに段ボールの中で寝ていたよ?」

侵入の謎は解けたけど。

「そうじゃなくて!!自分の家があるでしょ!?」
「だって、電気代とか節約したいし。ほら、美味しいご飯。」

勝手にテーブルの上にあった朝ごはんの残りを食べ始めた。

「うちには関係ないし!紳士だったら人の家に勝手に入りません!!」
「ええ~。昨日の報告もしたかったし。」

ご飯をもぐもぐさせながら口をとがらせた。

まあ、昨日の結果は少し気にはなる。

あのLINEの内容だったら確実だとは思うけど…。

この泥酔じゃ分からない。

誰も来なくてヘルプに着いて飲み役に徹したのか?

本当に2人か1人が来ていっぱい飲んだのか?

「2人共お店に来たの?」

ため息まじりに聞いた。
< 22 / 48 >

この作品をシェア

pagetop