隣のホストくん
もう、こうなったら力づくで…

ガッツリとホストくんの襟ぐりをつかんだ。

このまま投げ飛ばしてやりたいけど。

つかんだ襟ぐりに力を込めて。

グッとこらえて玄関の前に立たせた。

「ひどくないか!?」

ムッと眉間にシワをよせているけど。

これ以上は関わりたくもないから。

「全然!!」

ニッコリと笑って玄関のドアを閉めた。

フウッと大きくため息をついた。

ホッと肩をなでおろせたのはたった数時間だった。

< 31 / 48 >

この作品をシェア

pagetop