ワンルーム・ビターキス
「…冷蔵庫涼しいなぁ」




少し涼しさを堪能して、目に止まった缶を1つとってソファに持っていった。




なんだろう、頭も体も全部がふわふわする。




今何時だろうなぁ。

外はちょっと明るいからたぶんもう朝。




まぁどうでもいいか。今日土曜日だもんね。





プシュッ


「……ん」




飲み物を口に含むと爽やかなレモンの味がした。



後味がちょっと苦いけど、炭酸なのかな。




「美味しい」





そのほろ苦さが癖になって。


1口、2口と飲んでいったらすぐに空っぽになってしまった。




そして私は気づいたら冷蔵庫からあと2缶同じものを持ってきて口にしていた。





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