ワンルーム・ビターキス
自分が高校生の時、絶対こんなに早く寝てなかったでしょうに…
「…おやすみなさい」
家主の言うことには逆らえない。
まだドアの向こうにいるはずであろう翠にそう言った。
── 翌朝、少し早く起きてリビングに行くと少しタバコの匂いがした。
勝手な想像に過ぎないけど、もしかしたら私がタバコの匂いを嫌がると思って早く寝せたのかな。
円香の噂によると、翠はかなりのヘビスモ。
ヘビースモーカーだ。
初めて翠の寝室にお邪魔した時も、ゴミ箱からタバコの箱が覗いていた。
見えた限り3箱。
けど、私が来てからは1度も吸っているのを見ていない。
もしかして、私のために禁煙してるのかな…なんて。
「…おやすみなさい」
家主の言うことには逆らえない。
まだドアの向こうにいるはずであろう翠にそう言った。
── 翌朝、少し早く起きてリビングに行くと少しタバコの匂いがした。
勝手な想像に過ぎないけど、もしかしたら私がタバコの匂いを嫌がると思って早く寝せたのかな。
円香の噂によると、翠はかなりのヘビスモ。
ヘビースモーカーだ。
初めて翠の寝室にお邪魔した時も、ゴミ箱からタバコの箱が覗いていた。
見えた限り3箱。
けど、私が来てからは1度も吸っているのを見ていない。
もしかして、私のために禁煙してるのかな…なんて。