ワンルーム・ビターキス
「うちの生徒に何してんだ!!」
その声が聞こえた瞬間、私はハッとして抵抗していた体が止まった。
溢れていた涙も同時に止まって、私の目は滲んだ視界のなか、門の向こうから走ってくる翠を確実にとらえた。
「…っ、翠!!助けて…!」
心のどこかで、来てくれると思ってた。
本当に来てくれたんだ。
いつでも、翠は私が困っている時に助けに来てくれる。
やっぱり、翠は私のヒーローだよ。
「これ以上ここで騒ぐなら警察呼ぶぞ」
「…っ、騒いでねぇよ!こいつが勝手に暴れてただけだろ!?お前みたいなノリの悪い女まじでつまんねぇから!!」
警察という言葉に怯んで私の手首を解放した林先輩は毒を吐き捨てて走って逃げていった。
よかった…助かった。
…ううん、また助けて貰っちゃったんだ。
その声が聞こえた瞬間、私はハッとして抵抗していた体が止まった。
溢れていた涙も同時に止まって、私の目は滲んだ視界のなか、門の向こうから走ってくる翠を確実にとらえた。
「…っ、翠!!助けて…!」
心のどこかで、来てくれると思ってた。
本当に来てくれたんだ。
いつでも、翠は私が困っている時に助けに来てくれる。
やっぱり、翠は私のヒーローだよ。
「これ以上ここで騒ぐなら警察呼ぶぞ」
「…っ、騒いでねぇよ!こいつが勝手に暴れてただけだろ!?お前みたいなノリの悪い女まじでつまんねぇから!!」
警察という言葉に怯んで私の手首を解放した林先輩は毒を吐き捨てて走って逃げていった。
よかった…助かった。
…ううん、また助けて貰っちゃったんだ。