ワンルーム・ビターキス
翠は面倒みがいい。
末っ子なのに、すごいな…きっといい家族なんだろう。
「ケーキ、美味いか?キッチンにいるパティシエ見習いが作ってんだ」
「美味しいです、カフェオレに合う…」
キクさんは腹が減っただろうって、私たちにサービスで開発中のケーキを出してくれた。
「いいだろ、コーヒー。香りも味もこだわってるんだ」
「美味しいです、なんかこのお店もコーヒーも翠の匂いがする…」
いつも翠が飲んでるあのブラックコーヒーの匂い。
家のキッチンにあるコーヒー豆は翠の趣味かと思ってたけど、もしかして…
「翠が好きなやつなんだ。あいつコネ使ってうちから大量に豆持って帰ってるからきっとそれだろう」
「やっぱりここのやつなんですね。いつも飲んでるから」
「最近禁煙するようになってからタバコの代わりにコーヒーばっか飲んでるからな、あいつは。」
末っ子なのに、すごいな…きっといい家族なんだろう。
「ケーキ、美味いか?キッチンにいるパティシエ見習いが作ってんだ」
「美味しいです、カフェオレに合う…」
キクさんは腹が減っただろうって、私たちにサービスで開発中のケーキを出してくれた。
「いいだろ、コーヒー。香りも味もこだわってるんだ」
「美味しいです、なんかこのお店もコーヒーも翠の匂いがする…」
いつも翠が飲んでるあのブラックコーヒーの匂い。
家のキッチンにあるコーヒー豆は翠の趣味かと思ってたけど、もしかして…
「翠が好きなやつなんだ。あいつコネ使ってうちから大量に豆持って帰ってるからきっとそれだろう」
「やっぱりここのやつなんですね。いつも飲んでるから」
「最近禁煙するようになってからタバコの代わりにコーヒーばっか飲んでるからな、あいつは。」