無気力な幼なじみと同居したら、予想外の溺愛がはじまりました❤︎
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「今日の晩御飯なんだろ」
「らーめんがいい」
「らーめんは絶対にないね!だってりりママ、『麺類はお昼にたべたいのよねぇ』って言ってたもん」
「おれより母さんに詳しいのなに」
「大親友ベストフレンドラブフォーエバー」
「つかアイス食いたい」
「話逸らした!?コンビニ寄ろ」
李々斗に聞こうとしていたことなんて、ぽんこつなわたしの頭からはすっかり抜け落ちていて、アイスを買って帰ろうと わたしたちはコンビニに寄ったのだ。
李々斗はバイト以外で自分のバイト先に行くのが嫌だというので、近くにあるべつのコンビニにした。
「ねえ見てりり。このアイスバーの抹茶あるのすごい」
「ほんとだ。俺もそれがいい」
「りりのとこより品揃えよくない?」
「悪口」
「ちがう、ユーザーの意見!」
なんて、そんな会話をしながらショーケースの前でアイスを選んでいたときのこと。
「あれ、有村さん?」