無気力な幼なじみと同居したら、予想外の溺愛がはじまりました❤︎
ご飯を食べ終えたら、いつもはすこしソファでくつろいだりテレビを見たりしている。
けれど今日は、李々斗が早々に部屋に戻るものだから、李々斗のおかあさんは「今日おもしろいテレビがないからかしらね?」と不思議がっていた。
ちがうんだよりりママ。
テレビよりも面白くないことが起きてるんだよ、しかも主にわたしのせいで。
「わ、わたしも今日は課題がおおいので戻ります」
李々斗のおかあさんにひとこと言って、リビングを出たわたしの向かう先はただひとつ、
───李々斗の部屋、しかなかった。