無気力な幼なじみと同居したら、予想外の溺愛がはじまりました❤︎
「……けどもう遠慮しない。楓莉のこと、本気で落としに行く」
「おっ、落と……」
「逃げたくなったら逃げてもいーけど、……多分、離さないよ」
「っ、ば、ばか!」
「ふ。照れんの、まだ早いんじゃない?」
李々斗が柔らかく笑う。
それが、どうしてか凄くキュンとしてしまった。
李々斗じゃないみたいだ。
わたしが知ってる李々斗は面倒見が良くて、やさしくて、少し恥ずかしがり屋で、時々わがままで。
だけど今、わたしに気持ちを伝えてくれた李々斗は───…
「覚悟、しといてよ」
すごく魅力的でかっこいい男の子。