無気力な幼なじみと同居したら、予想外の溺愛がはじまりました❤︎






これまで李々斗に彼女がいたという話は、わたしが知る限りでは1度もない。


ずっとそばで見てきたけれど、どんなに可愛い女の子に告白されても断ってばかり。

高校生になってからも、李々斗がわたし以外の女のこと話しているところなんて見たことがないし。


それでももし、近いうちに彼に彼女ができたら、ただの幼なじみでしかないわたしのあたり前の日常も壊れてしまうのかなー…と、そんなことを想像して少しだけ寂しくなった。



(そういえば今日体育ある日だ…さいあく)



しあわせな夢の内容のことは、制服に着替えるころには思いだそうとしていたことすら忘れてしまっていた。


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