無気力な幼なじみと同居したら、予想外の溺愛がはじまりました❤︎
李々斗の暖かくて優しい手が、「ばぁか」って言いながら優しく笑ってわたしを見つめる瞳が。
李々斗の全部がわたしを好きだと言っているような気がするのは、きっと気のせいではないのだろう。
「……こちらこそ、末永くよろしくおねがいします?」
李々斗と恋ができて、どうしようもなく愛おしさがあふれてしまったのは、わたしと李々斗が“恋人”になった日のことだった。
「なん……!?りりそれは!ずるい!」
「ずるいとかなくない」
「あるよ!りりは反則なのつねに!ずるいの!」
「意味わかんない」
「わかるの!もー…!ずるい(好き)」
「俺も好き」
「う、ぅう…?」
「すぐ赤くなる。慣らしてかないとダメじゃん」
「りりに言われたくない……耳赤いもん、りりも」
「……」
「……」
「…はあ、もう帰る」
「同じ家だよ!?一緒かえろ!?」
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