無気力な幼なじみと同居したら、予想外の溺愛がはじまりました❤︎






「りりのファンに殺されちゃうから」

「ファンって」

「ファンはファンだよ。りりは顔が良すぎなの!」

「…それなら、楓莉だって同じじゃねえ?」

「バカにしてんの?」

「なんでだよ。事実だろ?この間も告られてたじゃん」

「あれは相手が相手だから」





相手が相手だった、本当に。


告白されたのは確かだけど、相手は学年でプレイボーイで有名な男の子だった。


遊ばれるのはごめんなので丁重にお断りしてその場は終わったんだけど……なんだ、李々斗に見られてたのか。




「とにかく!女の子が面倒だからさ、友達には言ってもいいけど あんまり広まらないようにして欲しいの」

「…はあ、わかったよ」

「うんうん、イイコだね りりくん」




手を伸ばして頭を撫でると、「っ、バカやめろ」と焦ったように李々斗が声を上げた。


シャイだなぁ、相変わらず。



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