無気力な幼なじみと同居したら、予想外の溺愛がはじまりました❤︎
一応普通をよそおって生活してはいるものの、ここ3日、毎日李々斗には「具合悪いの?」って聞かれている。
このまま一人で悩むにも限界がきそうだ。
だけど、確かめようにも、「わたしのこと好きなの?」なんて突然聞いたら なんだこいつあたまおかしいのって思われるかもしれないし。
吉川くんとバイト先が同じだったことも、李々斗が知ったらまた不機嫌になると思ったから言えずにいて……とにかく、わたしはとても困っていたのである。
フユちゃんとはるちゃんには相談したかったけれど何から話すべきかわからなくて言えずにいたから、気にかけてくれて内心すごくほっとした。
「つまりまとめると、成水くんが楓莉のことどう思っているか知りたいってことでいい?」
うん、と頷けば、はるちゃんとフユちゃんは声をそろえて「なるほど」と言った。