無気力な幼なじみと同居したら、予想外の溺愛がはじまりました❤︎






「わたしはダメだポンコツだ…」

「大丈夫いつもだよ」

「おのれ……」

「はは、こわ」




キッとにらみを利かすも効果は0。


ああぁ、本当こんな予定じゃなかったのにな。

ケーキを食べながら、「りりってわたしのことどんな感じにトクベツですか?」って聞きたかっただけなのに。


かわいいカフェと美味しいケーキに負けるつもりはさらさらなかった。


やっぱり部屋で話すしかないかな。緊張するけれど、確かめるにはもうそれしかない。


「なんか顔が変になってるけど」

「もとからですぅ…」




うう…と小さく唸り、李々斗のおっきなパーカーに包まれながら帰路につく。


李々斗の慣れたにおいが、とても居心地が良かった。




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