キミだけのヒーロー
「なぁ。中学ン時、オレがレギュラーになったんって、中2の秋やったよな」
《はぁ?》
オレのわけのわからぬ第一声にシィはすっとんきょうな声を出した。
《いきなりなんやねん。何の話?》
「だからー! オレが中学でサッカー部のレギュラーになったんは、中2の秋頃やったやんな? たしか3年の先輩が引退してからで……」
《ああ。うん。そうやったな》
ようやく理解をしたのか、シィが返事をしてくれた。
やっぱりそうだ。
秋だったんだ。
だったら、もう一つ確かめることがある。
「なぁ。覚えてる? オレがスタメン入りして初めての試合、N中での……」
《はぁ?》
オレのわけのわからぬ第一声にシィはすっとんきょうな声を出した。
《いきなりなんやねん。何の話?》
「だからー! オレが中学でサッカー部のレギュラーになったんは、中2の秋頃やったやんな? たしか3年の先輩が引退してからで……」
《ああ。うん。そうやったな》
ようやく理解をしたのか、シィが返事をしてくれた。
やっぱりそうだ。
秋だったんだ。
だったら、もう一つ確かめることがある。
「なぁ。覚えてる? オレがスタメン入りして初めての試合、N中での……」