私は彼とあくまでも友達になりたい
***
side 弥生彰人
──西窪梨花さん…ね。
俺は一人の帰り道、さっきまで一緒にいた女子のことを考える。
彼女とは、何度か廊下ですれ違ったことがある。
元気な子、優しい子そんなイメージだった。
今日話した感じでも、そのイメージは変わらなかった。
ただ、平凡なんだけれども、人を惹きつける何かを持っている、不思議な子だと思った。
俺の周りには中々来ないタイプだ。
だからか、俺にしては珍しく話しかけたり、帰り際少しからかってみたりもした。
結構、次の委員会も楽しみかも…?
俺はそんなことを考えて空を見上げた。
side 弥生彰人
──西窪梨花さん…ね。
俺は一人の帰り道、さっきまで一緒にいた女子のことを考える。
彼女とは、何度か廊下ですれ違ったことがある。
元気な子、優しい子そんなイメージだった。
今日話した感じでも、そのイメージは変わらなかった。
ただ、平凡なんだけれども、人を惹きつける何かを持っている、不思議な子だと思った。
俺の周りには中々来ないタイプだ。
だからか、俺にしては珍しく話しかけたり、帰り際少しからかってみたりもした。
結構、次の委員会も楽しみかも…?
俺はそんなことを考えて空を見上げた。