私は彼とあくまでも友達になりたい
一組の方からわー!っと歓声があがる。
私は緊張から解放され、一気に疲れが体中を駆け抜けた。

私は今すぐ彰人くんに抱きつきに行きたい気持ちだったが、それはできない。
こういうとき、彰人くんがモテることにヤキモキしちゃう。

これでつまりは、私は彰人くんと別れずに済むってことだ。

よかった…。

心の底から安堵する。
遠くにいる彰人くんを見ていると、目があった気がした。

彰人くんは笑っていたような気がした。
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