私は彼とあくまでも友達になりたい
***
閉会式を済ませ、結局一年生の一位は一組。二位は二組となった。
最後のリレーで点が逆転したようだ。
私は帰り道、彰人くんにメッセージを送った。初めてのスマホでの会話になる。
『今日、すごかったねリレー。』
そんな言葉を送った。ドキドキした。
そのまま歩く。バス停に着く頃に、彰人くんから返事が来た。
『そう?ありがと。もしかして、梨花も俺のこと応援してくれたりした?』
『もちろんだよ!』
なんとなく、こうやってメッセージを送り合ってると言うだけのことでも、まるで目の前に彰人くんがいるみたいな気分になった。
『俺さ。西窪に言ってないこと、あるんだ。
中学の頃の話。こうやってスマホじゃなくて、顔を見て話したい。今度の図書委員のとき、話しても良い?』
閉会式を済ませ、結局一年生の一位は一組。二位は二組となった。
最後のリレーで点が逆転したようだ。
私は帰り道、彰人くんにメッセージを送った。初めてのスマホでの会話になる。
『今日、すごかったねリレー。』
そんな言葉を送った。ドキドキした。
そのまま歩く。バス停に着く頃に、彰人くんから返事が来た。
『そう?ありがと。もしかして、梨花も俺のこと応援してくれたりした?』
『もちろんだよ!』
なんとなく、こうやってメッセージを送り合ってると言うだけのことでも、まるで目の前に彰人くんがいるみたいな気分になった。
『俺さ。西窪に言ってないこと、あるんだ。
中学の頃の話。こうやってスマホじゃなくて、顔を見て話したい。今度の図書委員のとき、話しても良い?』