私は彼とあくまでも友達になりたい
***

一階の共同スペースには二人の影以外何もない。

私は近くにいるだけでいいと言われているので自動販売機の傍にあるベンチに腰掛けて、2人の行方を見守った。

ここからじゃ、二人の会話は聞こえない。

彰人くんも颯太くんも悪くない。

きっと、二人は元のような関係に戻れるだろうと私は思っていた。

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