私は彼とあくまでも友達になりたい
***

「え!!嘘!なんで言ってくれなかったの?大事なことじゃん!」

千夏は私の話を聞き終わるやいなや、そう言った。

「ごめんね。でも、時間もなかったし、気持ちの整理もしたかったし…。」

私は言い訳がましく言った。

「それで、お願いなんだけど、アドバイス欲しいなって。私一人じゃ、決めるに決められなくて…。」

私の言葉に親友は、

「ふーんそういうことか。」

と頷き、

「そう言うことならお断りよ。」

と言った。
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