私は彼とあくまでも友達になりたい
「ねぇ、彰人くん。用事って何?」

私が聞くと、彰人くんは、

「いや、話がしたくてさ。」

と言った。

「…もしかして、何で噂が広まったのか?」

彰人くんはこくりと頷いた。そして、

「まぁ、確実に佐々木のグループからだと思う。」

と言った。
私も同じ意見だった。多分ひなちゃんのグループから漏れたのだと思う。

「でも、大丈夫だから。俺が守ってやるからさ。」

彰人くんはそう言い、私の頭をポンと触った。

彰人くんの存在がとても心強く思えた。
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