私は彼とあくまでも友達になりたい
私たちは古紙回収ボックスから、裏地が白色の紙を取り出した。

そして、シャーペンの上のところをカチカチして芯を出し、すぐにお互いがお互いのいいところを書く。

チャイムが鳴るまで、あと7分。

先ずは、かっこいい、綺麗など形容詞系から攻めていく。
でも、それだけじゃ、ありきたりかなと思って、本の読み方が綺麗なとこ、人の目を見て話すとこなんかも書いていく。

彰人くんのことを思い出すだけで、いいところがいっぱい出てくる。
その一方で、書くたびになんだか恥ずかしくなっていく。

変な気持ちだなぁ…。

筆を走らせながら、そう思った。
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