私は彼とあくまでも友達になりたい
球技大会
六月に入った。
まだ梅雨入りしていない今日、球技大会が行われる。
女子はバレーで、男子はソフトボール。
──にしても、バレー、か…。
バレーという単語で、弥生くんのことが頭をよぎった。
弥生くんはそこそこ自信があるって言ってたし、ソフトボール得意なのかな?
私自身、バレーは体育で先生に褒められるくらいにはできるのだが、やっぱり少し不安だった。
「何?心配してんの?梨花。」
「だいじょーぶだよ!!あれだけウチらと練習したじゃんか!」
クラスが一緒の、菜穂ちゃんと蓮美ちゃんがそう言ってくれた。
菜穂ちゃんは、ショートカットが素敵なさっぱりした女の子。
蓮美ちゃんは、ストレートのロングヘアで、クールなんだけど優しい子だ。
高校に入ってから知り合った二人だけど、今やクラスで一番仲のいい二人だ。
「さ、ちゃっちゃと移動しようよー。」
菜穂ちゃんの一言に私たちは頷き、教室を出た。
まだ梅雨入りしていない今日、球技大会が行われる。
女子はバレーで、男子はソフトボール。
──にしても、バレー、か…。
バレーという単語で、弥生くんのことが頭をよぎった。
弥生くんはそこそこ自信があるって言ってたし、ソフトボール得意なのかな?
私自身、バレーは体育で先生に褒められるくらいにはできるのだが、やっぱり少し不安だった。
「何?心配してんの?梨花。」
「だいじょーぶだよ!!あれだけウチらと練習したじゃんか!」
クラスが一緒の、菜穂ちゃんと蓮美ちゃんがそう言ってくれた。
菜穂ちゃんは、ショートカットが素敵なさっぱりした女の子。
蓮美ちゃんは、ストレートのロングヘアで、クールなんだけど優しい子だ。
高校に入ってから知り合った二人だけど、今やクラスで一番仲のいい二人だ。
「さ、ちゃっちゃと移動しようよー。」
菜穂ちゃんの一言に私たちは頷き、教室を出た。