私は彼とあくまでも友達になりたい
***
私たちは吉本くんの家を出たあと、電車に揺られて移動している。
電車の中はクリスマスなのに思った以上に空いてて、2人で座ることができた。
「座れてよかったね。」なんて笑い合っていると、隣に座るお婆ちゃんから、
「兄妹仲良いねぇ…。」
と言われた。
この間は子供。今日はお婆ちゃん。
老いも若いも関係なく、私たちって釣り合って見えないんだなぁ。
ちょっぴり落胆した。
そんな私を見てなのか、彰人くんは、ふふっと笑って、お婆ちゃんに、
「残念なんだけど、お婆ちゃん。この子、俺の彼女。
でも、兄妹に見えるってことは、それくらい長い時間一緒に過ごしたように見えるってこと?ありがとね。」
と言った。
お婆ちゃんは「言うねぇ。」と笑っていた。
私は落胆なんてしてられないなぁ、と思わされた。
私たちは吉本くんの家を出たあと、電車に揺られて移動している。
電車の中はクリスマスなのに思った以上に空いてて、2人で座ることができた。
「座れてよかったね。」なんて笑い合っていると、隣に座るお婆ちゃんから、
「兄妹仲良いねぇ…。」
と言われた。
この間は子供。今日はお婆ちゃん。
老いも若いも関係なく、私たちって釣り合って見えないんだなぁ。
ちょっぴり落胆した。
そんな私を見てなのか、彰人くんは、ふふっと笑って、お婆ちゃんに、
「残念なんだけど、お婆ちゃん。この子、俺の彼女。
でも、兄妹に見えるってことは、それくらい長い時間一緒に過ごしたように見えるってこと?ありがとね。」
と言った。
お婆ちゃんは「言うねぇ。」と笑っていた。
私は落胆なんてしてられないなぁ、と思わされた。