私は彼とあくまでも友達になりたい
その後、私たちは、長濱駅に戻ってきた。

「今日、楽しかった。ありがと、梨花。」

彰人くんはバス停でそんなことを言ってくれた。

「それなら、よかったよ。」

私ははにかみながらそう言い、

「あ、彰人くん!」

彰人くんの名前を呼ぶ。

「その、ね。き、キスしても、よかったりする?」

私は顔を真っ赤にしながら、彰人くんの返答を待つ。
照れすぎて彰人くんの方を見ることができない。

「もちろん、いいよ。」

彰人くんは嬉しそうにそう言った。
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