私は彼とあくまでも友達になりたい
***
図書委員5回目。
ここまでくると、やっぱり仕事にも慣れてきた。
弥生くんの隣に座ることにはまだ慣れないけど…。
弥生くんは本を読んでいたけど、勇気を出して口を開いた。
「ねえ、弥生くん、文化祭、誰かとまわるの?」
「まだ決まってない」と言って欲しかった。
けど…
「あぁ、幼馴染が他校にいるんだけど、そいつとまわることになってる。」
と眠たそうに呟いた。
「そっか…。」
そりゃそうだよね。
千夏が知ってたくらいだもん。もう誘い終わってるよね。
「…けど、後夜祭は空いてるよ。」
これまた、眠たそうに、でも私の方を見て言った。
「後夜祭だけでも一緒に過ごさない?」
弥生君は私の耳に息がかかるくらいの距離でそう言う。
そんなの…
そんなの、ドキドキせずにはいられないじゃん…。
私に、うん、以外の選択肢は思いつかなかった。
図書委員5回目。
ここまでくると、やっぱり仕事にも慣れてきた。
弥生くんの隣に座ることにはまだ慣れないけど…。
弥生くんは本を読んでいたけど、勇気を出して口を開いた。
「ねえ、弥生くん、文化祭、誰かとまわるの?」
「まだ決まってない」と言って欲しかった。
けど…
「あぁ、幼馴染が他校にいるんだけど、そいつとまわることになってる。」
と眠たそうに呟いた。
「そっか…。」
そりゃそうだよね。
千夏が知ってたくらいだもん。もう誘い終わってるよね。
「…けど、後夜祭は空いてるよ。」
これまた、眠たそうに、でも私の方を見て言った。
「後夜祭だけでも一緒に過ごさない?」
弥生君は私の耳に息がかかるくらいの距離でそう言う。
そんなの…
そんなの、ドキドキせずにはいられないじゃん…。
私に、うん、以外の選択肢は思いつかなかった。