私は彼とあくまでも友達になりたい
***
とうとう始まった後夜祭。私たちは多目的教室2からキャンプファイヤーを眺めていた。
みんな、下にいるから私たちは二人きり。
なんだか、その響きがこそばゆかった。
「なんか食べる?売れ残り少し買ってきたけど…。」
弥生くんは言った。焼きそば、アップルパイにベーグル。
どれも人気だったものの売れ残りだから、倍率高かっただろうなぁ、と思い感謝をする。
「弥生くんが買ってきてくれたものだもの。全部食べるよ。ありがと!」
そう言い、焼きそばを手に取った。お腹が空いていたからだ。
焼きそばの入った、プラスチックのケースを開ける。そして割り箸を割った。
そんな私を見て、弥生くんは、
「…ねぇ、ゲームしない?」
ニヤリとしてそう言った。
「…へ?」
私は突拍子のない『ゲーム』という単語に、疑問の声を焼きそばを食べながら漏らした。
とうとう始まった後夜祭。私たちは多目的教室2からキャンプファイヤーを眺めていた。
みんな、下にいるから私たちは二人きり。
なんだか、その響きがこそばゆかった。
「なんか食べる?売れ残り少し買ってきたけど…。」
弥生くんは言った。焼きそば、アップルパイにベーグル。
どれも人気だったものの売れ残りだから、倍率高かっただろうなぁ、と思い感謝をする。
「弥生くんが買ってきてくれたものだもの。全部食べるよ。ありがと!」
そう言い、焼きそばを手に取った。お腹が空いていたからだ。
焼きそばの入った、プラスチックのケースを開ける。そして割り箸を割った。
そんな私を見て、弥生くんは、
「…ねぇ、ゲームしない?」
ニヤリとしてそう言った。
「…へ?」
私は突拍子のない『ゲーム』という単語に、疑問の声を焼きそばを食べながら漏らした。