あなたの左手、 私の右手。
今日、家の掃除をしたり、汗を流しながら庭の草刈りをしてくれている先輩を見ていて、私はいろいろと考えていた。
「どうしたん?なんかずっと考えてるな?」
「・・・」
先輩にはなんだってお見通しだ。
「家をどうしようかと思って・・・」
気付けば、先輩の部屋で一緒に暮らしてから1か月が過ぎていた。
あっという間すぎる日々の中で、家をどうするか、この先どうするか、全く考えていなかったわけじゃない。
定期的に家に帰って掃除をしたり郵便物の確認をしていた私。
両親とおばあちゃんの位牌は先輩の家に一時的に置かせてもらっているけれど、おばあちゃんの49日を過ぎて、ちゃんと考えなくてはならないと心が焦り始めていた。
「ずっと考えとるもんな。」
「すみません・・いろいろ・・・」
「なんでやねん」
申し訳なくて先輩に謝ると先輩は私の頭をわしゃわしゃと撫でて髪をぐちゃぐちゃにした。
「どうしたん?なんかずっと考えてるな?」
「・・・」
先輩にはなんだってお見通しだ。
「家をどうしようかと思って・・・」
気付けば、先輩の部屋で一緒に暮らしてから1か月が過ぎていた。
あっという間すぎる日々の中で、家をどうするか、この先どうするか、全く考えていなかったわけじゃない。
定期的に家に帰って掃除をしたり郵便物の確認をしていた私。
両親とおばあちゃんの位牌は先輩の家に一時的に置かせてもらっているけれど、おばあちゃんの49日を過ぎて、ちゃんと考えなくてはならないと心が焦り始めていた。
「ずっと考えとるもんな。」
「すみません・・いろいろ・・・」
「なんでやねん」
申し訳なくて先輩に謝ると先輩は私の頭をわしゃわしゃと撫でて髪をぐちゃぐちゃにした。