あなたの左手、 私の右手。
私と同じ時期に入社した同僚たちも、それぞれにペアを組みながら仕事を任されるようになっていて、よきライバルでもある。
同期の仲間同士で食事に行くこともあって、先輩はこっそりついて行くと直前まで言って聞かなかったこともあった。そこは主任が大人になりなさいと先輩を食事に誘いだしてくれた。
直接言わないけれど、職場のみんなも私と先輩の関係を知っているような気がする。
それでも気まずくなるような環境ではないことに私は内心ほっとしていた。
ボードの前に向かい、いろいろと企画案をみる。
新しい内容の企画も付箋が増えていることに気付けるようになった私はついでにいろいろとメモをして先輩に報告しようと、持っていた手帳に文字を書き込み始めた。
その時。
『バチンッ!』
何かがちぎれるような大きな音とともに、フロアの電気が一気に消えた。
同期の仲間同士で食事に行くこともあって、先輩はこっそりついて行くと直前まで言って聞かなかったこともあった。そこは主任が大人になりなさいと先輩を食事に誘いだしてくれた。
直接言わないけれど、職場のみんなも私と先輩の関係を知っているような気がする。
それでも気まずくなるような環境ではないことに私は内心ほっとしていた。
ボードの前に向かい、いろいろと企画案をみる。
新しい内容の企画も付箋が増えていることに気付けるようになった私はついでにいろいろとメモをして先輩に報告しようと、持っていた手帳に文字を書き込み始めた。
その時。
『バチンッ!』
何かがちぎれるような大きな音とともに、フロアの電気が一気に消えた。