あなたの左手、 私の右手。
でも、積載重量の上限が明らかにお客様用のエレベーター1基よりも、社員用の方が資材搬入用でもあるため大きい。効率を考えて、本来だとこちらのエレベーターから点検するはずなのに。
不思議に思いながら、私はひとまず先輩たちに報告をしようと動き出した。
お客様を集めている非常階段前には黒谷先輩のほかにも、社員たちが集まっていた。
安全点検や救護係も役割を終えて集まっているのだろう。
「お客様用のエレベーターは点検中の点滅で地下にとまっています。でも社員用のエレベーターがまだ点検にもならず45階で止まっているとインジケーターがしめしていました。」
私の言葉に、先輩たちはすぐになんらかの異常を察したらしい。
「俺も見てきます」
黒谷先輩の言葉に主任はすぐに「そうして」と指示を出した。
「行くぞ」
私は先輩のあとをつきながら、もう一度社員用のエレベーターの確認へ向かった。
不思議に思いながら、私はひとまず先輩たちに報告をしようと動き出した。
お客様を集めている非常階段前には黒谷先輩のほかにも、社員たちが集まっていた。
安全点検や救護係も役割を終えて集まっているのだろう。
「お客様用のエレベーターは点検中の点滅で地下にとまっています。でも社員用のエレベーターがまだ点検にもならず45階で止まっているとインジケーターがしめしていました。」
私の言葉に、先輩たちはすぐになんらかの異常を察したらしい。
「俺も見てきます」
黒谷先輩の言葉に主任はすぐに「そうして」と指示を出した。
「行くぞ」
私は先輩のあとをつきながら、もう一度社員用のエレベーターの確認へ向かった。