失恋したら、寄り添ってくれる優しい腹黒後輩に愛され始めました。
 嬉しいはずなのに、この喜びを受け止めたくない。

 ああ。そっか。先輩、彼女いるもんね……。

 それも、超美人さんだし。

 両思いだし。

「あ!結愛先輩〜!!」

 氷楽くん!?

「氷楽……?」

「え?初対面ですよね?ドチラサマですか?」

 え?初対面なの?じゃあ、どうして先輩は、氷楽くんの名前知ってるの?

 それに……

 先輩、怯えてる……?
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