子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「柊也さん!!」

「朝からうるさいなあ」

「うるさいじゃないです!!キスマーク付いてるじゃないですか!!」

「そんなの、いいだろ。服着たら見えない所だし、他の男に見られる予定もないんだし」

そうだとしても、付ける必要もないでしょうが!!

文句を言いたかったのに、起き上がった彼の姿に口をつぐんで目を逸らした。
だって、裸だよ!?全裸!!

「なあに照れてんの、紬ちゃん」

「ちょっ、ちょっと。何か着てくださいよ!!」

「面倒。どうせお互いに全部見たんだし、いいだろ」

ちゅっと私の頭にキスをすると、本当になにも身に纏わないまま、悠然とした態度で部屋を出ていった。

羞恥心がなさすぎるのは、イケメンだから?柊也さんだから?
私は何か、身の丈に合わない人物と契約をしてしまったのかもしれない。


「あっ、時間……」

我に返って急いで起き上がったその時、太ももを伝う違和感に燃えてるんじゃないかってぐらい顔を赤らめた。









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