子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「今夜は早く帰れそうだ。頑張ろうな」
「なっ……」
耳朶を軽く噛んでペロリと舐めると、くすくす笑いながら去っていった。
真っ赤な顔で耳を押さえると、すでに姿は見えないというのに、彼の出ていった方を睨みつける。
「ずるい……」
〝頑張ろうな〟なんて言うわりに、彼の行為はいつも優しくて、契約のためだからなんて義務感は、一切感じない。彼のする全てのことが自然なのだ。
まるで愛されてるんじゃないかって、勘違いしそうになるぐらい。
行為だけじゃなくて、基本的に意地悪なのに、普段のちょっとしたことで気遣ってくれているのも伝わってくる。自分は大切にされていると感じるのは、気のせいでも自惚れでもないと思う。
「なっ……」
耳朶を軽く噛んでペロリと舐めると、くすくす笑いながら去っていった。
真っ赤な顔で耳を押さえると、すでに姿は見えないというのに、彼の出ていった方を睨みつける。
「ずるい……」
〝頑張ろうな〟なんて言うわりに、彼の行為はいつも優しくて、契約のためだからなんて義務感は、一切感じない。彼のする全てのことが自然なのだ。
まるで愛されてるんじゃないかって、勘違いしそうになるぐらい。
行為だけじゃなくて、基本的に意地悪なのに、普段のちょっとしたことで気遣ってくれているのも伝わってくる。自分は大切にされていると感じるのは、気のせいでも自惚れでもないと思う。