子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「紬、仕事はキツくないか?」

「仕事?眠気はあるけど……今のところ平気だよ」

「そうか。絶対に無理だけはするなよ」

「わかってるって。伯母が手助けしてくれるし、家事も柊也さんが手伝ってくれるし、体力が有り余ってるぐらい。動かなすぎて、体重増加が怖いわ」

「ほおう」

その声音に、背中がゾクリとする。

今、絶対にわっるい顔してるよね?怖くて振り向かないけど……

ていうか、この和やかなまったりした会話のどこに、その妙なスイッチを入れてしまう何かがあったっていうの!?

体重増加が怖いって……もしかして、すでに増えたのがバレてる?
密かに一日一個のチョコパイを食べてることが知られた?

心臓が、いろいろな意味でドキドキしてくる。
こ、怖い……




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