子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「でも、別れる覚悟が揺らいできた……違う?」
俯いて答えられなくなってしまう。
「本気で好きになっちゃったんだね?」
「うん。契約上の結婚なのに、すごくよくしてくれて……子どものために、生前贈与するとか言うの。私、子どもができたらそれっきりの関係にするつもりだったのに……」
「確かに、別れる前提の入籍とは言え……戸籍にいろいろと残しちゃうなんて、その人が本気で結婚を考えた時、絶対にネックになるだろうし……
ねえ、紬。それって本当に契約結婚なの?」
「もちろん。だって、向こうから言い出したことだし、一緒に契約内容を考えたんだよ」
「じゃあ、いつ別れるの?時期は決めてないの?」
柊也さんに言われるまま、条件をお互いに出し合ったんだけど、今思えば、肝心な別れるタイミングを決めてなかった。そんな大事なことなのに、決め忘れていただなんて、あの時なんで気付かなかったんだろう。
俯いて答えられなくなってしまう。
「本気で好きになっちゃったんだね?」
「うん。契約上の結婚なのに、すごくよくしてくれて……子どものために、生前贈与するとか言うの。私、子どもができたらそれっきりの関係にするつもりだったのに……」
「確かに、別れる前提の入籍とは言え……戸籍にいろいろと残しちゃうなんて、その人が本気で結婚を考えた時、絶対にネックになるだろうし……
ねえ、紬。それって本当に契約結婚なの?」
「もちろん。だって、向こうから言い出したことだし、一緒に契約内容を考えたんだよ」
「じゃあ、いつ別れるの?時期は決めてないの?」
柊也さんに言われるまま、条件をお互いに出し合ったんだけど、今思えば、肝心な別れるタイミングを決めてなかった。そんな大事なことなのに、決め忘れていただなんて、あの時なんで気付かなかったんだろう。