子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「あんなに家庭的な子だし、本当に優しい子だから、なんて言うか……とにかく、なんとかしてやりたい、なんて、上から目線なことを思っちゃってね」

うんうんと、共感しながら聞いてくれる圭一。

「相手を探す!!なんて、なんとかあの凝り固まった考えを解してくれるような、懐の広い、愛情深い人を探してたのよ」

そんな人、なかなか見つかるわけもなく、ついにはうんと年上のおじ様なんてどうかって思ってたぐらい。

「けど、自力で運命の相手を見つけたのよねえ」

いや、紬が見つけたというより、捕獲されたって感じだったけど。
まあ、紬が幸せならなんだってかまわない。











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